鍼灸を通じて、
その人が自分の身体に戻る時間をつくりたい。
はり灸はなりは、
私が鍼灸と養生を通して、
その人が自分の身体に戻る時間をつくりたいと思い、
少しずつ育てている場です。
不調がある時、身体はすでにいろいろなことを伝えています。
痛み、眠りの浅さ、胃腸の揺らぎ、疲れが抜けないこと。
その症状だけを急いで消そうとするのではなく、
今までどんなふうに過ごしてきたのか、
どこで気を張り、どこから消耗しているのかも含めて見ていきます。
鍼灸を通じて、少し力を抜き、
自分の呼吸に戻っていく時間をつくりたいと考えています。
身体にあらわれるものを、
ひとつずつ確かめる。
脈、舌、お腹や背中にあらわれる変化をたよりに、
その人の身体が今どんな状態にあるのかを見ていきます。
鍼は多く打つことを目的にせず、
身体の反応を確かめながら、
必要なところに、必要なだけ行います。
症状だけではなく、眠り、食事、仕事や学校での過ごし方、
季節による揺らぎも含めて、
今の身体に合う過ごし方と整え方を、一緒に考えていきます。
治療のあとに、
少し休む時間も大切にしたい。
治療は、鍼をして終わりではないと思っています。
すぐに日常へ戻る前に、少し横になること。
お茶を飲むこと。
身体の変化を待つこと。
そんな時間も含めて、
はり灸はなりの治療です。